新型『デミオ』の室内空間の広さは、クラストップレベルを確保しているが、実効室内容積の大きさだけを追求するのではなく、その広大な室内を有機的に活用できる設計となっている。
ボディのサイドをあまり絞り込まないデザインにより、左右のフロントシートの間隔を広げ、またドアトリムを凹面造形とすることで、とくに横方向への広さを実感できるレイアウトとなっている。運転席はラチェットレバーによるシートリフターを備え、小柄な人から身長190cm程度の人まで最適なドライビングポジションが得られる。
リアドアは80度の開口角度を持ち、通常の乗降はもちろん、チャイルドシートの装着も楽に行うことができる。リアシートは5:5の分割可倒式で、フラットフロア化も可能なダブルフォールディング機構付き。
新設計サスペンションによりタイヤハウスの張り出しが減少していることもあり、スタンダードサイズのマウンテンバイク2台をカーゴスペースに搭載可能だ。