子牛の破壊力は大型トラック並み!? 群れに突っ込み運転手が奇蹟の生還

自動車 社会 社会

1日未明、三重県紀宝町内の国道42号線で、近くの牧場から脱柵して逃げ出した生後5カ月の子牛6頭に乗用車が衝突し、クルマが大破するという事故が起きた。運転していた男性は幸い無事だったが、クルマにはねられた牛のうち3頭が死亡した。

警察の調べによると事故が起きたのは1日の午前3時30分ごろで、46歳の男性が運転する乗用車が国道42号線を走行していたところ、紀宝町井田付近で上下車線を完全に塞ぐ形で牛が座っており、減速する間もなく突っ込んだという。

この牛は現場から1kmほど離れた牧場から逃げ出したもので、全てが生後5カ月程度の幼い肉牛。とはいえ、1頭あたりの重量は200kgを超えており、6頭に次々と衝突したクルマは原型を留めないほどに大破した。幸いなことに運転していた男性は軽傷で済んだが、クルマに激突した牛3頭はほぼ即死、残る3頭も骨折などでケガをした。

警察では乗用車を運転していた男性と、牛が逃げ出した牧場の関係者から事情を聞いている。警察では「事故を起こしたクルマは、まるでトラックと正面衝突したクルマのような破損だった。男性が軽傷で済んだのは奇跡的としか言えない」とコメントしている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

教えて!はじめてEV