「免停が怖い」ならルール守れ!! 傍若無人な走りで危険運転罪も視野

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21日未明、香川県国分寺町の県道交差点で、赤信号を無視して通過した乗用車を香川県警交通機動隊のパトカーが発見、追跡を始めた。パトカーはおよそ6km追跡した段階で見失ったが、近くの交差点で他のクルマと衝突している容疑車両を見つけ、運転していた26歳の男を道路交通法違反(信号無視、速度超過)と業務上過失致傷の現行犯で逮捕している。

警察の調べによると、このクルマは21日の午前2時20分ごろ、国分寺町の県道交差点を赤信号のまま進入してきたところを、信号待ちで止まっていた県警交通機動隊のパトカーが発見した。交機のパトカーは停止を命じたが、クルマはそれを無視するかのようにスピードを上げて逃走を始めた。逃走中には信号無視を繰り返し、強引に右車線を通行するなど無茶な走行を続けたため、6kmほど追跡した段階で「他車を巻き込む可能性が高く危険」と判断し、追跡を中止した。

ところがこのパトカーが周辺探索をしながら通常のパトロールに復帰しようとしたところ、容疑車両が高松市西宝町にある県道三差路で軽自動車と衝突しているところを発見し、道路交通法違反などの疑いで緊急逮捕した。

取調べに対して、逮捕された男は「免停になることを避けたかった」と供述しているが、衝突事故を起こした際にも赤信号を無視して交差点に進入するなどしていることから、他にも逃走しなければいけない要因が存在していた可能性が高いとして、この男を厳しく追及していく方針だという。また、衝突事故に巻き込まれた軽自動車のドライバーは軽傷を負ったが、連続した信号無視に右車線通行、著しい速度超過などが重なったことから、業務上過失致傷を危険運転致傷に切り替えるべく捜査を進めていくようだ。

《石田真一》

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