深夜の検問は飲酒だけじゃないよ---香川県警が不正改造を摘発

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香川県警は20日深夜から21日未明に掛けて、高松東警察署前で違法改造車も対象に含める形で一斉検問を行った。全国一斉暴走族取り締まり強化期間に合わせたもので、不正改造車については、四国運輸局の職員がその場で整備通告を行った。

今回の一斉取り締まりは、高松東署が週末に行っている飲酒・シートベルト検問に不正改造車の摘発をプラスする形で行われた。不正改造を摘発する作業はこうしたことに不慣れな警察官ではなく、四国運輸局から派遣された陸運局職員が担当している。日頃から不正を見抜く“プロ”に一任することで、所有者の言い逃れを封じ込めようという狙いがあったためだ。

検問は20日の午後10時から21日の午前1時まで3時間に渡って行われた。暴走族は警察署の前を避けるという習性があるためか、この日の検挙は1台も無かった。が、飲酒とシートベルト検問のみと思っていた4輪組は見事に検挙。スモークフィルムの濃度やマフラーの音圧、エアロパーツによる車高の低さなどを次々に指摘され、15台にその場で整備改善通告がなされた。

陸運局の職員が深夜に行われるこうした取り締まりに参加するのは極めて異例だが、県警では運輸局と連携しながら、今後は他の地域でも同様の取り締まりを続けていきたいとしている。

《石田真一》

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