車体はいらない、エンジンだけくれ---台湾マフィアの狙いは可変吸気バルブ!?

兵庫県警は16日、関西圏で盗んだクルマやバイクを分解し、エンジンだけを台湾に密輸出していたとして、台湾国籍を持つ4人の男を逮捕し、2人を指名手配したことを明らかにした。盗難手配の難しいエンジンのみ送って、不正の発覚を免れようとしていた。

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兵庫県警は16日、関西圏で盗んだクルマやバイクを分解し、エンジンだけを台湾に密輸出していたとして、台湾国籍を持つ4人の男を逮捕し、2人を指名手配したことを明らかにした。車体を輸出するとすぐに発覚するが、盗難手配を行いにくいエンジンだけを海外に送るという手口はこれまでにあまり確認されていなかった。

逮捕された男は、いずれも台湾の非合法組織に属するメンバーで、28歳の男を筆頭とする4人。警察の調べによると、この男らは台湾から観光目的で入国し、出国するまでの10日間に盗みを重ね、発覚前に日本を離れるという手段で犯行を重ねていた。ターゲットとしていたものは大排気量のクルマや、大型バイクで、盗難後に解体を行い、エンジンのみを台湾に向けて“スクラップ品”と称して送り出していた。被害総額は1億円を超えるものとみられている。

台湾では信頼性の高い日本製のエンジンは大人気で、特にトヨタやホンダなど、可変吸気バルブを備えたものの人気が高い。捕まった男たちはこれに着目し、VVT-iやVTECなどのエンジンを盗み出して台湾に密輸出。受け取った台湾のブローカーはこれを客のクルマのエンジンと乗せかえる形で販売していたとみられる。

警察では外国人の単独犯行としては手際が良すぎるとして、日本の暴力団組織に協力者が存在する可能性が高いとみて、逮捕した4人を厳しく追及し、逃げている2人の行方を追う方針。
《石田真一》

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