金沢家裁は25日、道路交通法違反(信号無視、共同危険行為)で検挙した暴走族リーダーらが使用していた改造バイクについて、少年法の規定に基づいてこれらの所有権を剥奪する「没収」を適用したことを明らかにした。全国ではこれが4例目となる。
石川県警は25日までにこの暴走族グループの一斉摘発を行い、26人を検挙し、リーダー格など幹部4人を逮捕している。関連容疑についての取調べはこれから進めていく方針だが、少年法の規定に基づき、この少年らのバイクの所有権剥奪の仮処分決定を金沢家裁に求めていた。家裁は即日でこれを認め、少年らからバイクを剥奪している。
所有権の剥奪は、暴走族を再犯に走らせないための最も有効的な手段とされ、今年に入ってから全国で行われるようになっている。通常は罪状が確定した後、その審議とともになされるが、緊急性のある場合には仮処分による申請も有効とされていた。
今回摘発されたグループは県内最大、最強と言われており、このグループを解体に追い込むためには没収が最も適切であるという警察の主張を全面的に受け入れ、申請から数時間で決定という異例の展開となった。
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