海を越えてバイクを強奪---大阪の暴走族グループを検挙

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徳島県警は17日、走行中のライダーを襲い、暴行を加えた上でバイクを強奪して逃走していたとして、大阪府守口市を拠点とする暴走族グループの5人を強盗傷害などの容疑で逮捕したことを明らかにした。

警察の調べによると、このグループは16日の午前0時30分ごろ、小松島市前原の県道を走っていたバイクの前後左右をクルマで遮断して強制停車させ、乗っていた20歳と17歳の男性を金属バットで殴った上、道路から5メートル下の空き地に突き落とし、その間にバイクを奪って逃走した。2人の男性はいずれも全治1カ月程度の重傷を負った。

警察ではバイクを奪われた少年からの通報によって、県内に一斉配備を掛けた結果、事件発生から30分後の午前1時ごろ、同県勝浦町のコンビニエンスストア駐車場に止まっている不審なクルマを発見。うち1台の車内にバイクが載せられていることを発見したため、現場にいた4人に任意同行を求め、事情を聞いていたところ、16日午後になって犯行を認めたため、強盗傷害容疑で緊急逮捕した。

また、警察が4人を包囲するのを目撃したメンバーの1人はそのまま逃走したが、明石海峡を越えたところで手配を受けていた兵庫県警高速隊のパトカーに発見され、徳島県警に引き渡されたところで逮捕されている。

取調べに対してグループのメンバーは「暴走に使うバイクを調達するために高知県を目指していた。必要台数が集まったら大阪に戻るつもりだった」と供述しているという。警察では近県で盗難した場合の発覚しやすさを恐れ、四国で犯行を重ねようとしていたとみて、逮捕した5人を厳しく追及。他に余罪がないかなどを徹底的に洗い出す方針。

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《石田真一》

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