【新聞ウォッチ】道路公団民営化推進委員会も国交省から大半横滑り

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【新聞ウォッチ】道路公団民営化推進委員会も国交省から大半横滑り
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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日読売毎日産経東京日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2002年6月17日付

●道路公団民営化委員会事務局、国交省出身者が6割(朝日・3面)

●自動車耐久レース、ルマン24時間で「アウディR8」優勝(朝日・23面)

●野積みタイヤ、廃棄物? 資源? 定義で自治体と業者対立(朝日・38面)

●ストリートバイク元気、若者を魅了し“一極集中”(産経・5面)

●栃木の農業技術畜産草地研究所、米ぬか、おがくず低公害車走らせる(産経・29面)

●国交省、道路予算、18指標で効率配分(日経・1面)

ひとくちコメント

ワールドカップも決勝トーナメント入りで、昨日は深夜まで続いたスペインとアイルランドのPK戦も見応えがあったが、東京地検特捜部も最後まで手を抜かなかった。あの鈴木宗男議員があっせん収賄容疑でついに逮捕される見通しだ。

きょうの日経を除く各紙が「鈴木議員取り調べ」(朝日)などのタイトルで一面のトップと社会面で大きく報じている。事情聴取に対し、鈴木議員はわいろ性を否認しているようだが、国会会期中とはいえ、逮捕は時間の問題だろう。鈴木議員のあっせん疑惑は林野庁幹部への働きかけだが、事件の背景には常に役所との癒着が問われている。

この疑惑とは関係がないことだが、日本道路公団の民営化後の経営形態などを検討している推進委員会事務局に国土交通省出身者が28人中16人、全体の6割を占めているという。きょうの朝日などが内閣府の発表した人事を取り上げているが、利害が絡む省庁からの横滑りが多く、何のための民営化なのか疑わしい。

《福田俊之》

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