嫌がらせで道路閉鎖---被害者は報復を恐れ何もできず

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兵庫県警は23日、農家の前の市道に許可無く鉄くいを打ち込み、トラクターを通れなくするなどして農作業の妨害をしたとして、加古川市に在住する60歳の男を威力業務妨害の疑いで逮捕したことを明らかにした。

この男は加古川市が計画していた道路改良工事に絡み、計画に賛成する農業の男性に脅迫的な言いがかりをつけた上、2000年11月ごろ、この男性の農作業を妨害する目的で、男性宅へ向かう市道に許可なく鉄くい8本を埋め込んだ。男性宅に出入りする道路はそこ以外になく、男性はトラクターで農作業に向かうことも、自宅からクルマを出すこともできなくなるなど生活上の不便を強いられた。

今月に入り、鉄くいを打ち込んでいた男が市職員に対する職務強要の容疑で逮捕され、事態が発覚。拘留期限の切れる23日に威力業務妨害の疑いで再逮捕された。農業の男性は警察の調べに対し、報復を恐れて届けられなかったと話しているという。

《石田真一》

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