バス車内で女子高生をジャック!? ……鹿児島で多発する不気味な事件

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19日午前、鹿児島市内を走るバスの車内で、乗客の女子高生が若い男にナイフで脅され、体を触られるという事件が起きた。警察では脅迫と銃刀法違反、強制わいせつの各容疑で逃げた男の行方を追っている。

警察の調べによると、事件が起きたのは19日の午前10時ごろだという。被害者の女子高生はJR西鹿児島駅前からこのバスに乗車。この直後、別のバス停から乗り込んだ若い男が女子高生の真横に座り、刃物のようなものを突きつけ「騒ぐと刺す、静かにしろ」と脅したという。

男はバスを降りるまでの10分あまりの間、この高校生の体を触り続けたが、終点間際のバス停で突然降車し、そのまま姿を消した。女子高生はそのまま乗り続けたが終点近くで泣き出したことに運転手が気がつき、バスを止めて事情を聞いたところ、被害が発覚した。バスには10人前後の乗客が乗っていたが、誰もこのトラブルには気がついていなかった。

運転手からの通報を受け、駆けつけた警察官が高校生を保護し、詳しい事情を聞いている。警察では悪質な強制わいせつ事件の疑いが濃いとして、脅迫や銃刀法違反の各容疑を加えた上で逃げた男の行方を追っている。被害者の証言によると、犯人は20歳前後の若い男で、ベージュか肌色のTシャツに大きめのズボン、黒いデイバッグを背負っていたという。

鹿児島市周辺ではナイフで脅してわいせつ行為に及ぶという同様の事件が多発しており、警察では今回の事件も同一犯の可能性が高いとしている。

《石田真一》

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