警視庁は17日、多摩地域など中心にひったくり容疑を繰り返していたとして、23歳と26歳の男を窃盗容疑で逮捕したことを明らかにした。
警察の調べによると、この2人は連携してひったくり犯罪を重ねていたとみられる。クルマを運転する方がターゲットを見つけ出す役で、バイクに乗った方がひったくりを実行すると決めていたようだ。
クルマに乗った男が街を流し、自転車の前かごにハンドバッグなどを入れたまま走っている女性を見つけた場合、ハザードランプで後方のバイクに合図を送る。バイクは追い抜く際にバッグをひったくり、そのまま前方のクルマの後部座席に投げ入れる。逃走するときには双方が別方向に逃げることで追跡から逃れていたという。
東京の多摩地域では昨年から同様の手口でのひったくりが多発しており、警察が警戒を強めていた。