カルソニックカンセイ、自動車用ワイヤーハーネス事業を住友電工と住友電装に売却

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カルソニックカンセイは16日、自動車用ワイヤーハーネス(WH)事業を住友電工と住友電装に売却すると発表した。譲渡額は35億円。カルソニックカンセイは経営資源をコックピットモジュールなどのモジュール関連事業に集中し、経営効率を高める。

今回の合意の柱は4点。
(1)カルソニックカンセイはモジュール関連のハーネスを除くWHの営業商権を住友電工に譲渡。
(2)開発・設計業務は住友電装に譲渡。
(3)カルソニックカンセイと日立電線が折半出資しているWHの製造会社、協立ハイパーツ(埼玉県さいたま市、輝度啓喜社長)の全株式を住友電装に譲渡。
(4)カルソニックカンセイと住友電工・住友電装グループなどの合弁会社であるケーアンドエスワイヤリングシステムズ(米国テネシー州)の株式のうち、カルソニックカンセイの保有分を住友電工と住友電装に売却。
−−となっている。

カルソニックカンセイの2002年3月期にWH事業で約220億円の売上高を持っていた。

一方、住友電工・住友電装グループはWH事業で世界シェアが約11%。矢崎総業(シェア約20%)と米デルファイ(同)に続き第3位のポジションにある。今回、カルソニックカンセイから同事業を買収しても、シェアの順位に変動はない。

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