【ワールドカップ】「SAT」ならぬ「SHAT」が大阪でフーリガン鎮圧に活躍

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大阪府警は13日、サッカー・ワールドカップの開催中、長居陸上競技場や大阪・ミナミの繁華街などに特別制圧隊(SHAT=Special Hold & Atack Team)を投入することを明らかにした。府警のラグビー部員や柔道部員などで構成された力自慢のチームで、騒乱時に出動するという。

大阪府警によると、この部隊は府警のラグビー部や柔道部などの部員で構成されており、その規模は200人前後になる。名前は似通っているが、機動隊に籍を置く特殊急襲部隊(SAT)とは全くの別物で、基本的には自分の腕だけで勝負する“力自慢”が特徴だ。大部分は管内の警察署から集められた一般の警察官だが、長居で試合が行われる当日には競技場周辺や、繁華街で待機し、フーリガンによる騒乱が発生した場合には、真っ先に鎮圧に当たるとされている。

大阪ではフーリガンが集まりやすいと言われているイングランドの試合が行われる。集まったフーリガンが試合終了後、大挙してミナミの繁華街に流れ込み、騒乱を起こすのではないかと危惧されており、バスや電車などの公共交通機関にも何らかの影響を与えるのではないかとの声もある。

府警ではSHATも含め、試合当日には7000人規模というかつてない人数の警察官を投入するが、これらは時間経過とフーリガンの流れを見て、臨機応変に配置を変えるとしている。

《石田真一》

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