日本自動車販売協会連合会が8日発表した4月の車名別ランキングでトヨタは首位をホンダに奪われた。だがトヨタの張富士夫社長は「トップテン中7台がトヨタ車」と余裕の表情。
4月のランキングでトヨタ車は『カローラ』『ヴィッツ』『ノア』がトップ5に入ったほか『プレミオ』『ヴォクシー』『エスティマ』『マークII』も6位から10位に顔を揃えた。昨年はホンダとトヨタがトップテンを分け合う図式が続いてきたがここへきてトヨタの強さが際立っている。
だが国内で4割のシェアを持つトヨタの関心事はもっぱら景気の先行き。景気が回復しなければトヨタの販売への影響は他メーカーよりも大きいからだ。張社長は新型車『ist』(イスト)の発表記者会見で「新型車や特別仕様車を積極的に投入して何とか需要を刺激していきたい」と語った。