高知県警は23日、日本道路交通情報センター(JARTIC)がリアルタイムで提供する一般道の渋滞情報を県警Webサイトとリンクさせた形で提供することを明らかにした。四国エリアで一般道の渋滞情報を提供するのは今回が初めて。
高知県警では1999年11月から2000年3月までの間、ITS導入のテストケースとして、県警のWebサイト上で高知市周辺エリアの一般道情報を提供してきた。試験期間はわずか5カ月だったが、その間に延べ2万2000件のアクセスがあり、非常に需要が高く、県民から復活希望の声が集まっていた。
今回、新たに提供されることになった情報は、県警の交通管制センターが収集し、JARTICに提供しているもので、発表もJARTICによって行われる。既存のシステムに相乗りすることにより、県警が独自に作成した従来版のシステムよりも更新速度が速く、他地域との連携もシムーレスに行えるとしている。
また、将来的には携帯電話の画面にへ情報提供することも視野に入れており、早ければ今年秋から使えるようになるという。四国エリアで一般道の渋滞情報を提供するのは高知県が最初だが、同様のシステムはすでに31都道府県で導入済みとなっている。