日産自動車が発表した2001年度の生産・販売・輸出実績によるとグローバル生産台数は、前年度比5.3%減の247万4888台となり、3年ぶりにマイナスだった。
国内生産は、同3.1%減の127万2851台で、4年連続でマイナスとなった。国内販売は同2.6%減の71万3521台と、5年連続でマイナスとなった。海外の販売も主要市場である米国と欧州の販売がマイナスで、これに伴って海外生産も落ち込んだ。とくに、ひどいのが欧州で、同11.1%減だった。
海外生産は英国工場、スペイン工場の落ち込みで同7.6%減の120万2037台と不振だった。 輸出は同4.6%減の57万7119台となった。北米向けや欧州向け、アジア向けが軒並みマイナスとなった。
ゴーン効果で、2001年度は過去最高の収益が確実な日産だが、やっぱりコスト削減だけの効果で、新車の販売は厳しい結果となった。