気になるニュース・気になる内幕 ——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2002年4月22日付
●松下電器グループ抜本再編、2社に集約、(読売・2面)
●高級タクシー、東京都内で増加、ハイヤー気分の快適さ(読売・11面)
●男子バスケットボール、いすゞ クラブで存続へ (読売・23面)
●オートバイ、モトGP、宇川が初制覇(読売・25面)
●三菱自動車「Zカー」エンジン、独から全面調達 (産経・4面)
●中学校教諭、交通事故装い保険金詐欺容疑で逮捕 (産経・31面)
●男子バスケットボール、いすゞ、プロ化白紙(毎日・18面)
●国土交通省、高速道全国一律見直し検討、地方・夜間値下げへ(日経・1面、解説3面)
●グローバル経営、世界展開のダイムラー失速、「ドイツ流」経営に風圧(日経・16面)
●東京理科大チーム確認、ディーゼル排気から環境ホルモン作用? (日経・21面)
ひとくちコメント
3月で休部を決めたいすゞ自動車の男子バスケットボールチームの活動継続をめぐって、マスコミ報道も大きく揺れている。
きょうの毎日が「いすゞプロ化白紙、賃金交渉まとまらず」とスポーツ面で大きく取り上げれば、日経、産経、東京の3紙も「いすゞ活動継続断念」との見出しで「横浜市の学校法人などの支援による来季以降のスーパーリーグでの活動継続を断念したことが分かった。22日発表する」と報じている。
ところが、読売は「いすゞクラブで存続へ」との見出しで、「地域密着型のクラブチームに形態を変えて今後も活動を続ける。実質的なプロチームとなる」と掲載。ただし「スーパーリーグに参加するかどうかは近く結論を明らかにする」としている。
朝日は、月曜版のスポーツ面が4ページもあるが、その話題にはまったく触れていない。朝刊の段階では玉虫色の新聞報道で真相はヤブの中だが、筆者はチームの活動継続よりも会社の存続のほうが気になるが…。