社団法人自動車技術会は15日、第52回自動車技術会賞を発表した。同賞は自動車技術の発展に貢献した個人などに贈られるもの。最高の栄誉である技術貢献賞はトヨタ自動車元副社長の和田明広アイシン精機会長が受賞した。
和田氏はトヨタ時代にハイブリッドカー『プリウス』の企画開発を行った責任者として有名。当時の奥田碩社長はハイブリッドカーはまだ採算に合わないと市販化を渋っていたなかで和田氏は技術開発にかける持ち前の情熱で発売にこぎつけたという。
和田氏はハイブリッドカーのほかリーンバーンエンジンやNOx吸蔵合金還元型触媒技術、電気自動車など環境対応技術の企画開発で功績を残した。