【頭文字Dの秘密に迫る】プログラマーによる中級編「碓氷」攻略法とコース図

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いよいよ中級の「碓氷」だ。この中級も周回路になっており、左右回りと昼夜を舞台に4人の対戦相手と戦う。原作ではシルエイティ(S13)を駆る佐藤真子と沙雪の本拠地だ。

登場人物は、まず佐藤真子と沙雪(S13)、準主人公で拓海とともに「プロジェクトD」のダブルエースをつとめる高橋啓介(FD)、文太のかつてのライバル小柏健の息子でカート上がりの小柏カイ(SW20)、そして最後がターボチューンのハチロクレビンを駆る秋山渉(AE86)だ。

中級編になってあらたに加わるコースの要素は、複合コーナーである(コース図参照)。「原作ではC121コーナーと呼ばれ、拓海がいきなりベストラインにのせて真子・沙雪を驚かすコーナーをイメージしています」とは『頭文字D Arcade Stage』のディレクター松本功氏。左回り(反時計回り)の時には、原作どおりに「入り口は広いけど出口は狭くラインが一本しかない」コーナーになっている。

もっとも重要な点は、荷重移動をうまく使う点だ。慣れてくるとほとんどステアリングを切らずにコーナーをクリアできる。とくにふたつあるヘアピンは、その手前のコーナーで「外側にのった荷重の揺り返し」をうまく使ってヘアピン進入を鋭くする。これが決まったときの爽快感はかなりのものだ。また、左右に緩やかに連続するカーブでは、早め早めのターンインを心がけると狙ったとおりのラインをキープできる。これも荷重移動によるタイムラグを意識しての操作だ。

走行性能のプログラムをまとめる森一浩氏も「秋名のつぎにタイムアタックでハマるコースでしょう」とコメント。このことから、中級レベルでありながら奥の深いコースといえるだろう。

初級ほどではないが、このコースも基本的には練習コースである。松本氏によると「中級と初級でこのゲームに出てくるコーナーのほとんどのタイプを走ることができます」という。開発スタッフとしては、「初級と中級でゲームに慣れてもらう」という認識があるようだ。実際にプレイしてみても、クリアはそれほど難しいものではない。あくまでこのゲームの本質的な楽しみは、上級の「秋名」にあると思う。次回ではその「秋名」を取り上げる。

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