中央環境審議会(森嶌昭夫会長)は26日、「使用済み自動車の再資源化等に関する法律(自動車リサイクル法)」案を環境相に答申した。これを受けて環境省、経済産業省は今国会に法案を提出、2004年中の施行を目指す。
廃車の引き取り業者とフロン回収業者を都道府県知事による登録制、解体業者と破砕業者を許可制とし、それぞれの段階で廃車の適正処理と引き渡しを義務づける。
リサイクル料金は、自動車メーカーが車種別にあらかじめ公表する。新車は販売時、すでに使用中の自動車は初回車検時までにリサイクル料を支払う。リサイクル料は公益法人にプールし、処理状況に応じてメーカーに支払われる。気になるリサイクル料金は、乗用車で2万円程度という。