免許取消者の違反に偶然はない---兵庫県警がミスの“その後”を公表

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先月21日、兵庫県警の運転免許課が道路交通法の解釈を誤り、本来は免許を再取得する資格の無い90人に交付していたというミスを認めたが、その後の調査でこのうち29人が交付後に再び何らかの違反を犯していたことが明らかになった。

これは兵庫県警が7日の会見で明らかにしたもの。本来であれば免許が発行されない期間(欠格期間)に県警のミスで免許を取得した90人うち、約30%に相当する29人が何らかの違反行為で摘発され、このうち暴走族のメンバーだった1人が道交法違反(共同危険行為)の疑いで免許の取り消し処分を受けたという。

また、それ以外にも人身事故を起こして相手方に全治一週間の軽傷を負わせたケースが1件あるほか、50km/hオーバーの速度超過2件、40km/hまでの超過3件、駐車違反が4件、シートベルト着用義務違反9件が摘発されており、いずれも交通ルールを軽視しているからそこの違反が目立つ。

県警ではこれらについては厳しく対応しているというが、この結果を見ているかぎり、免許を取り消される人というのは、その理由が「偶然生じたもの」ではなく、ある意味では「必然として生じたもの」と思えてくる。

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《石田真一》

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