沖縄県警の長い一日が迫る---全職員に本庁舎からの退去命令

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今月24日、沖縄県警察本部が発足以来初めてという事態に見舞われることになりそうだ。110番通報の受信を担当する一部職員を除き、約2時間の間、全職員に本庁舎からの退去命令が言い渡されるという。県警だけではない、那覇市中心部が全て無人となるのだ。

その原因はなんと第二次世界大戦中の不発弾だという。実は今月15日、沖縄県庁の職員が環境調査中に那覇空港の沖合いで発見。漁民などからの要請もあり、ボロボロに錆びた3個の爆弾を回収し、県庁舎の10階に持ち帰り、県警を通して自衛隊に処理を依頼した。

後日、自衛隊の不発弾処理隊が県庁を訪れ、この爆弾を調査したところ、なんとそのうち1発が信管もセットされており、いつ爆発してもおかしくない「アクティブ」の状態であることを発見。とりあえず現場に土のうを積み、部屋を立ち入り禁止扱いにするという緊急措置を行った。

不発弾としての処理は24日の午前10時から行われるが、建物内、それも10階という高層位置でも処理は前例がなく、自衛隊でも困惑。処理中の半径230メートル以内立ち入り禁止の依頼を受けた県警は、自身の庁舎を含めて避難命令を出すはめに。

当日は110番通報担当の部署を除き、県警全職員が庁舎から退避して作業を見守ることになるが、警察業務に支障はないだろうとしている。

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《石田真一》

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