自動車業界では今、ホンダの好走ばかりが話題になっているが、見逃してならないのは軽自動車トップのスズキだ。新車販売台数は日産に次いで業界4位で、軽自動車だけだとトップであり着実にシェアを拡大しているのである。
国内販売では昨年12月、『MRワゴン』を発売、今年になり、1月に『アルト・ラパン』を発売。月販目標をそれぞれ1万台、5000台に設定して拡販攻勢をかけているから、販売は着実に伸びている。したがって2位のダイハツとの差はますます拡大している。
さらに従来のマツダ向けに次いで、今年4月10日からは日産にもOEM供給をスタートさせるから、国内向け生産も拡大の一途で工場の稼働率が上がり、収益は一段と向上している。