気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2002年1月9日付
●米GMに注目、燃料電池車ボディはお好みで、北米自動車ショーで近未来カー「オートノミー」の試作車公開(朝日・10面)
●盗難車、警察で盗難(朝日・35面)
●ヤマハ発動機、管理職の年俸は所属部門の業績次第(読売・8面)
●北米自動車ショー2日目、若者ターゲット、デザイン斬新、遊び心のコンセプトカー相次いで発表(読売・10面)
●ヤマハ発動機、グループで海外上場へ(日経・11面)
●ホンダの新SUV、年10万台を目標、米オハイオで量産(日経・11面)
●三菱自、クライスラー、現代、エンジン共同開発検討(日経・11面)
●三菱自、2005年まで北米に7車種を投入(日経・11面)
ひとくちコメント
和歌山県警警察相談係長が交際女性を殺害、死体遺棄で逮捕されたり、秋田県警では警察官が勤務時間中に署内でマージャン大会を開くなど、新年早々、相も変わらず警察関係の不祥事が三面記事を賑わせているが、今度は千葉県警が署内敷地に保管していた盗難車両が盗まれるという信じられないような“盗難事件”が発生した。
きょうの朝日が社会面で報じている。記事によると、千葉南署で、パトロール中の署員が市内のマンションの駐車場に止まっていた不審な乗用車を発見。それが盗難車両だったため、所轄の署に運んで保管していた。ところが、その翌日、車が盗まれているのに気づいたという。その盗難車は、署員を総動員して探し回り、別の駐車場に乗り捨ててあったのを無事発見したそうだ。
盗まれたその日は事件、事故が多発して当直署員の多くが外出して防犯管理が手薄状態になっていたことを認めているが、呆れて言葉も出ない。それにしても、クルマの盗難被害は警察署内まで及ぶほどエスカレートしているほうが心配である。