『プレミオ/アリオン』のセールスポイントの1つが、これまでのセダンにはなかった多彩なシートアレンジである。通常状態では普通のセダンと変わらなく見える室内だが、ワゴンのようなリアシートによって、様々な使い方ができるようになっている。
バックレストが分割可倒となっているリアシートにはリクライニング機構がついているほか、ダブルフォールディング機構も採用。フロントシートのフルフラット機構とあわせて、ゆったりとしたリラックス空間やワゴン並のラゲッジスペースを生み出す。
このワゴンやミニバン的なシートアレンジについて、インテリアデザインを担当した第2デザイン部21デザイン室の松下博デザイナーによると、このシートアレンジは「これからセダンはどうなっていくのか」という模索の中での「ひとつの回答」だという。ワゴンやミニバンを乗り継いだユーザーに対して、「セダンを選択肢に入れてもらうための魅力アップ」だそうだ。