千葉県警は19日、八千代署の警務課に所属する31歳の巡査長と、千葉南署地域課に勤務する51歳の巡査部長の二人を道路交通法違反(無免許運転)の容疑で逮捕したことを明らかにした。
これは今月初め、神奈川県警の現職警察官が無免許のまま、パトカーなどを運転していたことが発覚、道交法違反で逮捕されたことを受け、千葉県警でも全職員を対象に内部調査を進めた結果、同様のケースが発覚したもの。
31歳巡査長のケースは特に悪質で、普通免許を持っていないのにも関わらず、1991年の配属以来、パトカーなどを運転。偶数年に行われる定期チェックでは、所持している原付免許などに数字を切り張りして重ね合わせるなどの偽造行為を行い、監査から逃れていたという。しかも、通勤時には1996年に購入した自分のクルマを使っていたとされる。
県警では懲戒処分なども視野に入れ、今後の対応を検討しているという。