日本のエアバッグメーカーであるタカタが、GMとデルファイに対して1992年にさかのぼった特許を巡る裁判を起した。デルファイが含まれているのは、92年の時点ではデルファイがまだGMの子会社だったため。
タカタの主張は、GMが発売した一体型のエアバッグカバーがタカタのパテント侵害にあたる、というもの。タカタでは96年にGMとデルファイに対してこのことを通告したが、GM、デルファイともに通告を無視した、という。
タカタでは両社が意図的にタカタのパテント侵害を続けた、ということでパテントの支払いを損害賠償を求めていく方針だ。日本のメーカーがアメリカのメーカーを相手取ってパテント裁判を起すのは稀なことで、裁判の行方に注目したい。