ダイムラーに吸収されたと言われても……クライスラーは健在!!

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ダイムラー・クライスラーは、2001年第3四半期の業績を発表した。それによると営業損益は14億ユーロ(約1500億円)の黒字となり、前年同期と比較して黒字額は半減した。GM、フォードが赤字に転落したなか、ダイムラーはリストラが功を奏して救われ、黒字を確保した。

ダイムラーのエアバスSAS社の設立に伴って特別損失が発生して営業損益が大幅減益となったことが主な要因。経常外要因を除いた営業損益は前年同期の5億ユーロの黒字から、7億ユーロの黒字に伸びた。

期中の自動車販売台数は前年横ばいの100万台。このうち、メルセデスベンツ乗用車、スマートは前年同期比10%増の30万2000台、クライスラー部門は6%減の50万2000台だった。クライスラー部門の売上は4%減、営業損失は2億6700万ユーロで、前年同期の5億7900万ユーロから半減以下となったが、黒字は確保。昨年実施した工場の閉鎖や人員削減の効果が現れたかっこうだ。

GM、フォードが赤字転落する中で、クライスラーは健闘したといえるだろう。

《レスポンス編集部》

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