日産『ideo(イデオ)』は2005〜2010年の未来のクルマのコンセプトカー。クルマを情報によって人と街をつなげるインターフェースとして「街にあふれる情報をリアルタイムに取り込んで、今までにない運転する楽しさ、便利さを提供する」というものだ。
ideoでは、ダッシュボードの全面を横1170×縦280mmというディスプレイとしており、ハンドルに付けられた小型のジョイスティック“サムコントローラー”によって、表示を切り替えることができる。
ディスプレイには、自車を上空から眺めるような3次元のバードビューによるナビゲーション画面や、サイドミラーの代わりに取り付けられているCCDカメラからのクルマ周辺の画像、映画館の上映情報、駐車場の混雑状況などを表示する。情報の切り替えは機械的でなく、“人の指示に対して生きているような動きで反応する”という。