「GBX」のネーミングは「ギアボックス」から。ロゴには確かに歯車デザインがあしらってある。力強さを表現し、西部開拓時代の幌馬車や駅馬車を思い出させる六角形のフレームが大きな自己主張をしている。
「21世紀を開拓する私たちが未来に向かって描く夢」というのがフロンティアスピリットと符合している。そのために「行き先にあわせてさまざまなギアをピックアップしてカジュアルに乗りこなせる」ギアボックスというのが現代版幌馬車のゆえん。
現行『ビッグホーン』のデビューは1991年なのでちょうど10年経つ。そろそろモデルチェンジが近いはずだ。説明では初代『ビッグホーン』(1981)が現代風になると、というモチーフもあるようだが、「これが次期ビッグホーンというわけではない」といすゞデザインセンター丸山公顧さん。
とはいっても、このモデルの良い面、気に入った面、改良してほしい部分を積極的にいすゞに伝えることは、次期『ビッグホーン』に確実に活かされるはず。『ビッグホーン』フリークの読者は実車を見ての感想を送ってほしい。