高効率の次世代燃料生成プラント開発---生産量が数千倍に

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東洋エンジニアリングは16日、次世代のディーゼル代替燃料として注目されているジメチルエーテル(DME)の大型製造プロセスの開発にメドをつけたことを明らかにした。現在の数トンでしかない日産量を、7000〜8000トンクラスまで一気に引き上げることができるという。

今回開発されたものは、天然ガスを合成ガス(一酸化炭素と水素の混合ガス)に転換し、これを触媒上で反応させることによりメタノールを経由してDMEを製造する技術。これまでの製造プロセスよりもはるかに効率が良く、年産250万トンの製造ができる。

中東などの比較的価格が安い天然ガスを原材料として使用できることや、年産量が実用的数値まで近づいてきたことで、DMEの次世代燃料としての地位はさらに高まったといえるだろう。

《石田真一》

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