マイクロソフト『X-box』用の本格的レースゲームは、現状で2種類がラインナップされている。ひとつが国産の『segaGT2002(仮)』であり、もうひとつが海外のベンダーが開発を担当した『PROJECTGOTHAM(プロジェクトゴッサム)』だ。
このゲームは、北米でX-boxが発売されるのと同時にマイクロソフトからリリースされるもので、リアルさをとことん追求したゲーム。開発を担当しているのはイギリスのビザーレクリエイションズという会社、3Dゲームの開発分野では高い技術力で評価されているという。
フェラーリやポルシェなど実在する高級スポーツカーで、ロンドンや東京などをガンガンに突っ走っていくというゲーム。ドリフトなど「カッコいいテクニックを決める」ことで、ポイントアップすることができるという、クルマ好きなら誰もがチャレンジしたがる要素をゲームに取り込んでいるのも良い。
このゲームはとにかくスパルタン。挙動に関してはセガのものより数倍は神経を鋭くしないといけない。本物のクルマでドリフトができて、それを「ゲーム機のコントローラーでも再現できるぜ!」というのなら、確実に高いポイントを得ることができる。もうひとつ、このゲームがリアルな点は「ウォールなどにぶつけると壊れます」ということ。実車なら当然なのだが、フェラーリ『F360』などのボンネットやフェンダーがベコッと曲がっているのは心臓に悪い光景かもしれません。