三菱の技術展示で注目は『GDI-ISA』パワートレイン。「GDI」はおなじみガソリン直噴、「ISA」は「インテグレイテッド・スターター・オルタネーター」。スターター・オルタネーターを補助駆動モーターに用いるハイブリッド・システムだ。
同様のシステムはトヨタが『クラウン』で一足先に採用したが、三菱は内燃機関の排気量が1.1リットル直列3気筒という小型軽量のシステム。内燃機関は55kW(75PS) / 6000rpm、モーターは9kW(12PS) / 750-6000rpm。
バッテリーは36Vのリチウムイオン式。充電42V/給電36Vシステムはこの三菱やトヨタのように補助駆動力に用いたり、エアコンを稼動できる(内燃機関エンジンの負荷軽減、ベルト不要による構造簡素化)ので、次世代電装システムとして各メーカー部品メーカーとともに実用化開発に励んでいるが、日本が世界を一歩さきがけているようだ。