アメリカの同時多発テロの影響はフランクフルトにも及んでいる。昨日11日午後、アメリカからのニュースが伝えられると、会場内に流れていたBGMが消され、雰囲気は一変した。
予定されていたイベントのキャンセルが相次ぐ。まず、13日からの一般公開日に向けて予定されていたオープニングイベントが中止されることが決まり、ショー開幕日に歴代首相が訪れるという伝統が途切れることになった。また、ダイムラークライスラーのプレスカンファレンスもキャンセルされた。
ショーのオーガナイザーであるVDAも動いた。メーカー関係者を招集して緊急ミーティングを開き、事後の対策について話し合ったもよう。
各国からの取材陣はもちろんだが、特にアメリカからの取材陣は心ここにあらず、取材もそこそこにホテルに引き上げ、テレビに釘付けになっている。