【フランクフルトショー2001速報】なぜか日産ゴーン社長も気になる、ジャガー『Rクーペ』

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初公開、ジャガーのデザイン・スタディ・モデル。かつてのジャガー・マークIIをしのばせるフロントフェイスや、リア・タイヤの力感を強調したリアフェンダーのラインは優雅なたたずまい。トランクリッド左右に給油口があるのもジャガーふう。しかし、リアエンドはどことなくフォードっぽい。V8エンジンを搭載し、もちろんFR。

このモデルは、フォード・グループが陣取る3号館上階のなかでも注目の的。フォードPAG(プレミアム・オートモーティブ・グループ)としては、このショー一押しの1台である。午前9時40分ごろ、同じフロアにブースを構える日産から、カルロス・ゴーン社長と中村史郎デザイン本部長がジャガー・ブースを訪問した。中村氏のデザイン解説を熱心に聞くゴーン氏(=写真)。

室内をのぞくとフル4シーターだったが、後席はヒップポイントを落とし込んで頭上空間を確保するパッケージング。実用上は2+2クーペだ。しかし、スタイリングの優雅さはさすがジャガー。フロントのホイールハウス後方にある切り欠きの中には、さりげなくメタル製のユニオンジャックが! 発売されればメルセデスCLの手強いライバルになることは間違いない。

《高木啓》

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