創業100周年を迎えるカルマンはフランクフルト・モーターショーでクーペ/カブリオ・コンセプトの『トランスフォーマー』を展示する。メルセデスベンツ『SLK』やプジョー『206CC』のような、耐候性の高いコンバーチブルの提案である。
カルマンが提案する「デュアルトップ」はルーフがソフトトップ、後半が固定ガラスのドームになっている。従来の折りたたみ式ハードトップに比べルーフ収納スペースが少なクてすむのが長所だという。全長4.38mのトランスフォーマーは4シーターで、トランク容量はルーフを閉じて410リットル、下げて280リットル。中型、小型車にもコンバーチブルを設定しやすくなるとカルマンはいう。
カルマンはコーチビルダーとしての歴史が長く、現在は大手量産メーカーの生産下請けのほか、開発・設計にも協力し、最近では開閉式ルーフの技術力が注目されている。