レモンカーの実状

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アメリカで自動車のライフサイクルを追跡調査しているエクスペリアン・オートモティブ・ナショナル・データベースが、アメリカでリコールにまでは発展しなくてもメーカーが無償で部品交換に応じたりするいわゆる「レモンカー」のケースの数を発表した。

データベースでは3億3000万台の乗用車についてのライフサイクル追跡を行っているが、レモンカーあるいはOEMの買い戻しに指定された車は5万台。

自動車のセーフティフォーラムによると、毎年メーカーがレモンカーとして買い戻す車はアメリカ国内でおよそ10万台に上ると言う。しかもそのうちの95%が新古車として、レモンカーであることやそのために価格を下げる、という消費者への情報なしに販売されている。

近年メーカーぐるみのレモンカー隠しが問題となっており、消費者は新古車などの購入時に以前より目を光らせている、というが素人がレモンカーかそうでないかを見抜くのは相当に難しいのが現状。レモンカーについてはインターネットでも注意が呼び掛けられている。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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