アメリカでは自治体単位で運転中の携帯電話の使用が禁じられているが、今月ニューヨーク州が全面的に運転中の携帯使用を取り締まりの対象とする、と発表したことは大きな衝撃を与えた。
こうした携帯禁止の動きにこたえるかのように、フォードでは独自のハンズフリー携帯ポートを2002年モデルのフォード『ウィンドスター』、同『トーラス』、マーキュリー『セーブル』に設置する、と発表。このシステムはボイスコマンドによって自動的に電話に電源を入れ、命じた相手にダイヤルすることができる。
携帯電話のアクセサリーとしてハンズフリーのクレードル(アダプター)などは販売されているが、自動車メーカーがこうしたドックシステムを車に組み込んで販売、というのは初めて。しかしラグジュアリーモデルのリンカーンにはなぜか来年始めまで導入の予定が立てられていない。