【新聞ウォッチ】小泉首相より先に「感動」---日産ゴーン社長が企業スポーツ論

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2001年7月10日付

●道路公団、将来的に旧国鉄上回る債務44兆円に、シンクタンク試算(読売・3面)

●猫目がおしゃれ、外車が身近に、「プジョー206」が売れている理由(毎日・8面)

●日産・ゴーン社長、企業スポーツ存続の意義を語る(毎日・21面)

●深夜の車騒音で横浜市が「ドン・キホーテ」の入庫規制を指導(東京・28面)

●日産インドネシアで増産計画、ゴーン社長会見(日経・11面)

ひとくちコメント

「どうしてなのかねえ」と、記録的な高支持率を維持する小泉首相が、こう首をかしげてみせたそうだが、「小泉人気」に負けず劣らず、マスコミへの露出度を誇るのが日産自動車のカルロス・ゴーン社長。きょうの各紙は自動車関連の話題が少なかったにもかかわらず、ゴーン社長の記事が目立つ。

日経が、訪問先のインドネシア・ジャカルタでの記者会見で、昨年1000台弱にすぎなかった同国での販売台数を「2003年には1万台に引き上げる」考えを表明したことを報じている。毎日は、21日から開幕する都市対抗野球大会に、日産が横須賀市と福岡・刈田町の2チームが出場するのを受けてゴーン社長を直撃。その中で「スポーツは日産のブランド・アイデンティティー。社員が誇りを持ち、やる気を出すために必要」と、企業スポーツ有用論を展開。

昨年都市対抗野球を観戦したゴーン社長が「スタンドもグラウンドも一体となって応援している姿に感動した」と、日本語でスピーチしていたことを思い出す。“感動”というセリフは小泉首相よりも早かったわけだが、肝心要の販売実績は、新車効果も期待していたほどではなく、本業での感動はまだまだ先になりそうだ。

《福田俊之》

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