いすゞ自動車は23日、現地企業との合弁会社である慶鈴汽車(重慶市)で、日本メーカーとしては初めて、中国で中・大型トラックの生産を開始したことを明らかにした。
慶鈴汽車では1985年から小型トラックの生産が行われていたが、今年から需要が伸びつつある中・大型トラックの生産も行うべく準備を進めていた。主に農作物や工業製品の輸送に使われる5〜10トンクラスの車両で、2001年度には1000台を生産。2004年までに年産2万台規模まで拡大していく方針だ。
いすゞは今年3月から広州市で中・大型バスの生産も開始しており、今回の中・大型トラック分野への進出により、中国に進出した外資系メーカーとしては初めて商用車分野でのフルラインナップ現地生産を実現した。