日本自動車輸入組合(JAIA)は5日、2000年度(2000年4月〜2001年3月)の輸入車販売台数の速報値を明らかにした。プジョー『206』やフィアット『プント』など、手の届きやすい価格帯の小型車のニューモデル発売が功を奏し、全体では前年比0.8%増の27万6999台となり、わずかながらではあるが前年度実績を4年ぶりに上回った。
乗用車ブランド別では、『ゴルフ』、『ニュービートル』、『ポロ』の主力3車種が好調だったフォルクスワーゲン(VW)が前年度比20.9%増の6万1007台を販売し、1997年度以来、実に3年ぶりの首位に返り咲きを果たした。
昨年までのトップであるベンツ(ダイムラー・クライスラー)は、新型『Cクラス』の販売は好調だったものの、高級車種中心のラインナップであることから、VW小型車勢の売上げに迫ることはできず、首位の座から転落している。