スーパーポルシェ『カレラGT』の予約始まる! ディーラーへ急げ!!

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5.5リットルV10エンジンで558PSを生み出すスーパーカー『カレラGT』。ポルシェは生産が正式に決定されていないにもかかわらず、世界中のバイヤーから頭金を徴収し始めた。ポルシェによると、今年1月のデトロイト・モーターショーでは1000人を越す人々から購入希望があったという。

そして現在5万マルク(290万円)という高額の頭金を“オプションチケット”と称して潜在バイヤーから集めて回っているのだ。あるディーラーによると、このオプションチケットは2003年暮れ“以降”に新車の引渡しを約束するという。ポルシェのトップクラスを行くカレラGTの価格はまだ発表されていないが、75万マルク(4400万円)は超えるだろう。最近リリースされた『911GT2』の2倍近くである。

この頭金作戦、ダブ屋につけこまれることが無いようにと、オプションチケットには本人以外への譲渡禁止、また残金の支払いが不可能になった場合には頭金の返済が可能、などの規則が設けられている。

昨年9月のパリ・モーターショー以来、ポルシェのボス、ベンデリン・ビーデキング氏はカレラGTに関して、販売による利潤が確認されてから生産に乗り出すと主張してきた。また量産化の場合は、ライプチヒで建設中の工場で生産されるとも発表している。この新工場では、リリース間近の『カイエン』オフローダーの生産も行われる予定。

また、シュトゥットガルト郊外のバイザッハにある開発本部では、ロードテストに向けてカレラGTプロトタイプ第1号の準備が進められている。5月にはこのプロトタイプを使った2年間におよぶテストが開始される。

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