北米マツダではすべての2001年モデル『MX-5ミアータ』スポーツカー(日本名『ロードスター』)に対して無条件の買い戻し、あるいは無料のファクトリーメンテナンスと500ドル(約6万1000円)を献上する、と発表した。
こんな事態になった原因は、北米市場において昨年8月から販売が始まった2001年モデルのミアータの出力が、メーカーの広報によると155PSとなっていたのに、最終テストでもその数値を達成できていなかったことが明らかになったため。
出力の増加は、このところアメリカでの販売に陰りを見せているミアータの販売増加に利き目があり、ミアータの売り上げは前年を13%上回った。ところがそれが虚偽だった、というので大混乱が起きている。
マツダでは、ほとんどのオーナーが買い戻しではなく無料メンテと500ドルを選んでくれる、と期待しているのだが。なお日本、ヨーロッパではこのような問題は生じていない。