大手タイヤメーカーのミシュランが、ダウケミカル社と提携し、本格的にパンクしないタイヤの製造に乗り出すことになった。ダウケミカルがポリウレタンのインナーを提供し、パンクした状態でも55mph(88km/h)で125マイル(200km)は普通に走ることができる、というタイヤを製造する。
これはミシュランの「PAXシステム」という改良型タイヤ/ホイールシステムに組み込まれる。ミシュランでは現在開発競争の続いているパンクレスタイヤの中で、このPAXシステムを世界スタンダードにしたい、と強気。これが実現すればスペアタイヤを積み込む必要はなくなり、クルマの軽量化、トランクスペースの拡大にも役立つ、という。