DVDナビに人気が集まる中、CDナビの高機能化も一段と進んでいるが、ソニーが2月から発売を開始した『NVX-FW7』もその一つ。本機は前モデルである『FW6』で備えた高機能をそのままに、モニターを5.8型ワイドから7型ワイドへとサイズアップしたのだ。
FW6では7型ワイドモニターで使っている筐体をそのまま流用したため、画面サイズの割に筐体が大きめになるといったことになってしまっていたが、今回のサイズアップによって見やすさは大幅にアップすることになった。
また、カーナビとしての機能もCDナビながら全国1100万件タウンページ情報を収録。使い勝手を高めるジョグリモコンの搭載やFM多重VICSレシーバーの内蔵まで実現。カーナビとして必要なものはすべてワンパッケージ化し、価格も16万8000円に据え置かれている。
このナビの魅力は、どこまでもスムーズに回るジョグリモコンの装備にある。リモコン上にあるジョグダイヤルをクルッと回すだけで登録したポイントのリストが表示され、必要箇所を見つけてジョグダイヤルをプッシュすればそれだけで目的地として設定可能。この簡単操作こそが本機最大の魅力と言っていいだろう。
また、全国1100万件タウンページ情報の収録はFW6が登場するまでCDナビでは実現不可能といわれていたもので、電話番号の入力によって目的地がピンポイントで表示されるDVDナビ並みの使いやすい環境が体感できる。今回の画面サイズアップは、こうした機能がより見やすい環境で使えるようになるわけで、魅力度はいっそうアップしたと言っていいだろう。