クレーム情報隠蔽問題で1日、元役員ら9人とともに書類送検された三菱自動車工業は同日「司法当局の厳正な捜査の結果としての地検送付であり、厳粛に受け止めております」とのコメントを発表した。
三菱はクレーム隠し問題が発覚した後、CCT(コーポレートチェンジチーム)を結成して、提携先のダイムラークライスラーとともに企業体質改善と品質改善に取り組んでいる。しかし、問題発覚による販売の影響は予想以上で、改善しかかったに見えた業績も今期は一気に逆戻りの見通しとなり経営への影響が深刻になってきている。
1月に新副社長に就任したダイムラー出身のロルフ・エクロート氏がどのような立て直し策を講じるのか注目されている。