川崎市は、公用のディーゼル車に、石油精製会社と共同開発してきた軽質軽油を利用する実験を開始した。民間企業にも実験への参加を呼び掛けて、効果を検証する方針だ。
軽質軽油は、ディーゼルエンジンで燃やした後、通常の軽油と比較して、黒煙やすすの排出量が4割低減できるとされている。川崎市では、ごみ収集車や市営バスなど、ディーゼルの公用車に軽質軽油を利用して効果を検証する。
東京都では、DPFの装着を補助するため、2年間で25億円を拠出方針なのを含め、公害問題は国よりも地方自治体の方が積極的で進んでいるようだ。