パリ〜ダカールラリーは14日、ティジクジャを発着点とする砂漠周回の535km(うちSS513km)を行い、日本の増岡浩(三菱パジェロ)が総合1位で2位のシュレッサーに37分25秒差をつけている。
カミオン(トラック)では菅原義正(日野レンジャー)が大健闘、総合2位に進んだ。バイクではK. ティアネン(KTM660LC4)が32位までのし上がった。
増岡は6番手から出走したが、CP1(148km地点)までで「全車を抜いちゃった」(増岡)。「みんなを抜くまではプッシュしたが、それ以降はマイペースに戻し、コンスタントに走った」 シュレッサーを4日間も制している増岡は、フランスの『レキップ』紙が「篠塚の陰で、恵まれなかった逸材がやっと陽の目を見つつある」と報じている。
1時間以内でトップを競うドライバーは4人に減った。が、順位はまだ不安定だ。「今回はツキがあり、何ごとも自分にいい方に進んでいる。これを大事に自分のペースを守って走る。もう大きなプレッシャーからは卒業だ」と増岡はいっている。