ほぼ全面安商状の中で、自動車株は比較的堅調だった。日産ディーゼル工業が、前週末比5円高の100円ちょうど。値上がり率でトップ10入りした。
日曜日付けの日本経済新聞で、環境対応型トラックを年内にも発売すると報じられたことが材料視された。従来に比べ1.6倍燃費を向上させるというもので、米国株に振り回され続ける市場にあって、個別物色のホコ先が向かった格好だ。
トヨタ自動車は、前週末比30円高の3840円と3日続伸。いすゞ、富士重工、日野自動車工業もしっかり。
その半面で、日産自動車は前週末比10円安の635円と軟調。本田技研工業も同30円安の4470円と、5営業日ぶりに反落した。上げ要因になった円安が一服したことで、利益確定の売りが先行する展開となった。