メタノールが今後の燃料の鍵となる?

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アメリカでガソリン燃焼率を高めるためにメタノールを混入したMTBEの販売が水質汚染の原因になる、と廃止が決定され、アメリカ、カナダのメタノール生産業者は大きな打撃を受けた。そこで現在メタノールの使い道としてもっとも注目が集まっているのが燃料電池だ。

日本は世界最大のメタノール生産国。そこでカナダのメタノ−ル生産業者、メタネックス社は三菱と協力し、メタノールベースの燃料電池のメリットの宣伝につとめている。目的は日本の自動車メーカーに燃料電池の共通燃料となるメタノールを提供することだ。日本でメタノールの需要を上げ、小売りシステムを構築することが最大の課題となる。

メタノールは確かに現在多くのメーカーで燃料電池のエネルギーとして採用されている。しかしフォード、BMWなどガソリンから燃料電池を動かす、あるいは水素ボンベから直接、というシステムも同時に開発が進められており、メタノールが将来どれだけのシェアを確保できるのかは未知数だ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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